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講演活動

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ニッポニア・ニッポンが提言する
地域パラダイムシフト(価値の変換)について
ニッポンのこの先の10年、次世代で必要不可欠なもの
地域における本質的価値とは何かに迫ります!

メッセージ

はじめまして、一般社団法人ニッポニア・ニッポン 代表理事の彦田和詳です。
ニッポニア・ニッポンで最初に手掛けた「鞆物語」は私の両親の故郷でもあります福山市 鞆の浦の物語です。
小さい頃から何かあればすぐに親戚中が家族揃って祖父母のいる鞆の浦へよく集まっていました。特に“お祭り事”
となると親族一同数十人に加えて近所の方の顔ぶれも揃い、あちらこちらで宴会が始まって…、こんな環境の中で育ちました。
そこには、家族のコミュニティ、親族のコミュニティ、近所の方のコミュニティ、それぞれのコミュニティが重
なり合って繋がり、その大きな「和」の中に自分が存在していました。いまは東京に家族4人で住んでいます。
私の幼少期の地域環境とは全く違いますが、ここでも多くの地域コミュニティの「和」の中で生活しています。

地域コミュニティの「和」は、地域特有の価値観を作ります。その価値観は、土地柄、歴史、文化、習慣、生活環 境など様々な要因によって異なりますが、根っこには「郷土愛」があります。私はこの「郷土愛」こそが地域から 日本を元気にする源泉だと思っています。次世代に向け、「郷土愛」で助け合う豊かな地域社会の実現を考えなけれ ばなりません。

では、地域の豊かさとは何でしょう?
日本が高度経済成長の時代においては、「豊かさ」=経済的豊かさ、だったように思います。それが日本のパラダイ ム(価値観)だったのです。
次世代の地域社会について考えるにあたり、多様化する時代背景に即し、改めて「豊かさ」について熟考し、「豊か さ」の定義を再認識する必要があります。「豊かさ」を測る尺度は、「地域パラダイム(地域の価値観)」によって変 わり、「豊かさ」の在り方はもっともっと多様化する方が自然です。例えば、ビルが建ち並んで経済活性する豊かさ もあれば、大自然の恵みの中で生きる豊かさもあります。
地域を元気にする第一歩、それは、地域が共有する「豊かさ」の本質的価値に気付くところから始まると考えます。

私はこの気付きを皆様と共有していきたい。
様々な「豊かさ」を認め合える―、そのような「地域パラダイム」が多様化した世界の実現に向けて、ニッポニア・ニッポンの活動事例を紹介しながら、皆様と一緒に未来の描き方を考えていきたいと思います。

それでは、地域を愛する皆様にお会い出来ることを、心より楽しみにしています。

彦田 和詳

一般社団法人ニッポニア・ニッポン
代表理事
彦田 和詳(ひこだ かずよし)
1974年4月 広島県福山市


- 20代 -
大学卒業後、研究開発型通信系ベンチャー企業に入社し、そこで人生の師となる方々に出会う。元々強く関心があった「食」と「店舗経営」の世界に飛び込む。洋菓子チェーン、惣菜チェーンで店舗運営、新規業態の立ち上げなど、約7年間従事する。30代を意識する頃から「店舗経営」から「企業経営」へ関心が動く。

- 30代 -
知的財産型ベンチャーファンドを運営する投資会社に転職し、投資関連業務、投資先企業の事業育成に従事。投資先企業3社の役員として経営参画したことで、営業支援から資金繰りまで “生みの苦しみ“ を経験する。その後、中国大手ITベンダー Beyondsoft Corporation の日本法人執行責任者を経て、現在のJAZY GROUP 最高経営責任者(CEO)に就任。東日本大震災がきっかけとなり、「私達だからこそできる地域貢献がある、地域からニッポンを元気にしよう!」という想いで、JAZY GROUPのメンバーと共に、一般社団法人ニッポニア・ニッポンを設立。 現在に至る。

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講演の開催をご希望の方へ

ニッポニア・ニッポン代表理事が、講演・セミナー・例会等の講師として伺います。 講演のテーマは、ご要望に応じてアレンジすることができます。 是非、お問い合わせください。


講演テーマ

・ 地域パラダイムシフトは「気づく」ことからはじまる
・ 地域社会の課題解決に向けたプロジェクトのあり方
・ 若者のエンパワーメントが地域を変える
・ 地域に根ざした社会企業の役割
・ WEBマーケティングを活用した地域ブランディング
・地域コミュニティにおけるソーシャルの可能性


こんな方にお勧めします

・ 地域社会との共生を大切にしている経営者の方
・ 地域(まちづくり)を本気で考えている行政の方
・ 地域貢献に力を入れている大学関係の方
・ 地域の特化した事業をしている法人の方
・ 次世代の地域活性のノウハウを知りたい方


講演料

・ 交通費実費のみ
・ その他:ご相談
※講演料をいただける場合は、法人運用費として使用させていただきます。


主な講演・セミナー実績(一部)

東京経済大学

東京経済大学経営学部教授・小木紀親先生のソーシャルマーケティング論の講義内の時間で、 「ニッポニア・ニッポンのWEBプラットフォームを活用した地域活動」をテーマに講演いたしました。

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受講者の声

今日の講演で、地域を盛り上げるためには、地域のためを想う真心が大切だ と思った。 地域の活動は確かに一過性のものではだめで、継続することは大事だと思い ましたが、一過性になりそうな大きなイベントが発端で地域を盛り上げて継 続することもいいと思った。 ニッポニア・ニッポンさんの人の目に見えないもの(人情、絆)にクローズ アップして、全てを地域のためだけに一生懸命やって、直球勝負でやって、 本当に地域全体に伝播させたのはすごいと思ったし感動した。 この感動をみんなに広げれば、もっといろいろ伝播していくんだと思った。 今回の講演はためになったし、楽しかった。知らないことがたくさん知れてうれしかった。

ニッポニア・ニッポンさんの行っている地域活動は、地域に対しての愛が溢れていて素晴らしいと思いました。 そして目に見えないもの(心、絆)や地域の方々をとても大切にしているのが鞆物語を見て伝わりました。 ニッポニア・ニッポンさんの話を聞くと地域の価値を高めようとする姿勢、感動をつくりたい、感動をシェアした いという熱意がすごく伝わり、震災のことなどがあったからこそ、このような熱意があるんだと思います。 そして国分寺物語をぜひ読みたいと思いました。 ニッポニア・ニッポンさんの活動に興味がもてたので、私はこの活動を伝播していきたいと思います。 次の物語りもたのしみです。


ニッポニア・ニッポンさんの活動にすごく共感し感動しました。 今の日本に足りない地域の絆であったり、ぬくもり、郷土愛というものを地域の活動によって繋げることは、とて も大切なことだと思いました。 この活動を立ち上げたきっかけが震災を経て何かやらなくてはと思い活動を起こしたことはすごく情熱があり、本 当に大切なことをしていると感じました。


今日の講演を聞いて、今まで私が知らなかったプロジェクトがあって、それにたくさんの情熱を注ぐ方々がいるこ とを知り、いかに私が社会(世界)を小さい範囲でしか知らなかったかがよく分かりました。 今回のニッポニア・ニッポンさんのお話を聞いて、手間ひまをとことんかけること、純で強い想いがあれば周囲を まきこむことができるとすごく伝わってきました。 私もこれからせっかく4年間あるので、やりたいと思ったことをとことんやろうと思います。 ありがとうございました!


物語りというかたちで、見る人に感動をあたえるということが、とてもすばらしいと思いました。 それぞれ、どの地域にも物語りがあって、人と人との絆や、人のあたたかさがあるというのは、すごく納得できま した。物語りや絆など、そこの地域にずっと住んでいたからこそわかることだと思うし、改めて、物語りというサ イトで公表することによって、そこの地域に住んでいても、気づかなかったことを気づく発見があってすごいこと だと思いました。私は静岡出身ですが、何回か引っ越しをしました。考えてみるとそれぞれの地域で、人のつなが りで違いがありますが、どこも良い物語りがあると思いました。


ニッポニア・ニッポンさんの話を聞いて、諦めずにやることの大切さを学びました。 誰もがやったことのない試みをやるのは、不安だと思いますが、やってみなきゃ分からないということを、ニッポ ニア・ニッポンさんからお聞きし、私も何かを取り組む時、諦めずに挑戦したいなと思いました。 貴重な話ありがとうございました。


地域のWEBインフラの構築を見てすごいと思いました。細かく見たわけではないけど、おもしろそうなので細か く見てみたいと思いました。自分が感動できない物語りは他人を感動させられるわけがない。感動はアクションに 換わるって良い言葉だと思う。本物をつくるためには、本気じゃなくちゃいけないって当たり前のことだと思った。 手を抜いてつくった物が感動を呼ぶわけがない。 ニッポニア・ニッポンの物語りシリーズは地域に価値を生んでいると思う。


今日の講演で、ニッポニア・ニッポンでやっている取り組みを知って、こんなにおもしろいことをやっているんだ って思った。利益を求めるだけじゃなくて、地域のために何かをする。地域の人が利益を得ることができる活動を していて、地域に対する思いがすごく伝わった。やっぱり一時的な活動だけではだめで、長期的な活動をして、地 元の復興ができることってなかなかできないことで、本当に地域愛を感じた。


何かはじめるのに大切なのは、挑戦していく熱意なんだと思いました。「やってみなきゃわからないことだらけ」と いう言葉に共感し、動き出すきっかけをつかむ熱意がすごいと思いました。「自然体」が大切で、根っこになる土壌 になるという活動の仕方も深いなぁと思いました。 私は地元で合唱団を結成し、合唱する環境や地元でのつながりを大切にして活動したいと思っていますが、継続の 難しさに痛感していました。今日の話で今後の活動に活かしていこうと思います。


今日の話を聞いて印象に残ったことが「本気になれば誰でも地域を変えることができる」ということです。 そのためにも、まず一歩踏み出してみてやってみるというのが大切なんだとわかった。自分がやってみることによ って周りの人も協力してくれて、その輪が拡大していく。それが、すごく素敵だと思った。僕の故郷も今、子供の 人数が少なくなり、高齢者が増え、栄えているとはいえない状況です。故郷を活性化することを考えた時に、まず は自分が行動してみようと思った。


地域を活性化させる為に、一つの行事を出すのではなく、継続しなければ意味がない。先を見通したからこそ、一 過性ではなく今後続く物がつくれる。今までの視点とは違う視点から考え、実行する。東日本大震災を機に活動を したニッポニア・ニッポンさんのお話には一つ一つに情熱があって、〝やるしかない〟という言葉は何をするにあた っても必要だし、すごく勇気もいるし、不安もたくさんあると思うけど、それを乗り越えられれば、ニッポニア・ ニッポンさんのような魅力あるものが得られるのかなと思いました。


物語りの中で紹介された人たちや地域の写真などをみて、絆や人々の心をつなぐ、とてもあたたかいものを感じま した。国分寺物語のこともすごく気になり、読んでみたいと思いました。結果だけでなく、プロセスを大事にして いるというお話を聞き、それはすごい大切なことだなと感じました。Facebookなどを使い、どんどん周りに広げ ていくこと、そのつながった人たちとリアルでもつながりを持つこと、そういう活動はすてきなことだと思いまし た。震災後に生まれた情熱で、この活動をはじめたというお話を聞いて、私も情熱を持ち、学生時代にできること をこれから頑張って挑戦していきたいと思いました。


今回このような話を聞いて、自分の地域ではどのようなことが行われているのか、自分にできることはないかを考 えようと思いました。見えるものを大事にするのもいいけど、目に見えない絆や心を大切にすることこそが、地域 の活性化やつながりに貢献する近道だということがわかりました。「やってみなきゃわからない」今の私たちに最も 必要なものだと思いました。自分たちだけが収益を得るための活動ではなく、いかに地域に貢献し、盛り上げるこ とができるか、どれだけの助けができるかということを考えられていて、素晴らしいと思ったし、人情に熱い方々 だなということが感じられました。住民と共に歩むその姿が、とてもうらやましく思えました。地域の方々の笑顔 がとても自然で、強い絆で結ばれていることがとても伝わってきました。


私は本物(本気でやったもの)だから、人は感動できる。という言葉を聞いて、本当にその通りだと思った。 私も中学生のとき担任の先生に「何事も全力でやってみろ!全力でやれば楽しいし、感動できる!」と教わり、学 校行事や部活動を全力ですることで感動し、今、良い思い出となっている。私も好き嫌いをなくし、他人に思いや りをもって感動を呼び起こしたい。

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慶應義塾大学

慶應義塾大学工学部にて「マーケティング」の講義内の時間で、
「ニッポニア・ニッポンが提言する地域パラダイムシフト」をテーマに講演いたしました。

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受講者の声

今日の講演では、ニッポニア・ニッポンの方々が来てくださいました。 代表理事である彦田さんは「人が楽しくいきいきとする環境をつくりたい」 とおっしゃっていました。そう話すご本人が、本当にいきいきしており気持 ちが伝わりました。このような方々にお会いできる機会を得られたことは嬉 しく思いました。 ニッポニア・ニッポンはWEBのプラットフォームを活用してふるさとを盛 り上げています。彦田さんをはじめとするメンバーの方々は、地域ブランデ ィングのコンサルタントだけでなくWEBデザインにも長けている方々でした。 ニッポニア・ニッポンが手がけるホームページは本当に美しく格好良く、 このようにセンスのよいホームページは見た事がないと感じてました。

あと、大きな特徴として「物語り」という手法を使っている点があります。ただ地域を紹介するのではなく、その 紹介したい場所を舞台にして小説調にすることで、地域ならではの良さをしっかりと読者に伝える事を可能にしてました。
たとえば、鞆物語では、鞆の浦の人々の「あたたかさ」が伝わってきました。また小説調にすることで、特別感を 感じさせ「その特別な空間にいってみたい」と思わせる効果があるのかな、とも思いました。 そして、このような形で、ただの観光情報サイト以上の魅力を持たせることで、人が自然にあつまってくる構図を つくり上げたようでした。
良いものをつくる。そうすることで多くの地元の人々をまきこめる。そうやって人が集まることで情報発信のイン フラとして機能しだす。そこにまた閲覧者が集まってくる。というプラスのスパイラルをつくり上げた事実は、す ごいことだと思います。海外からの閲覧者についても、特別に広報した訳ではなく、海外の旅行サイト等が口コミ などで存在を認知し自らリンク要請をして下さったそうで、とても理想的な流れだと思いました。
私は、数百の地域(ふるさと)の集合体が日本という国である、と考えています。一つ一つの地域がそれぞれの魅 力や強みを発信し、力をつけることで、日本全体が元気になると思います。そのためには、今後高齢化・人口減少 が進むことを踏まえた上で、地域の今後のあり方(都市工学で研究されている「コンパクトシティ」等の地域構成 そのもの)について試行錯誤していくことも大切ですが、同じように、いま存在している歴史(=物語り)のある 各地域特有の宝を守っていくことも重要だな、ということを再認識出来る機会となりました。そして、熱意をもっ て本気で取り組んでいるいきいきとした方々にお会い出来て、とても明るい気持ちになれました。 足を運んで下さった、彦田さんをはじめとする「ニッポニア・ニッポン」の方々に感謝いたします。


ニッポニア・ニッポンの方々が目指す地域から日本を元気にするという、地域社会の大切さ、地域社会というコミ ュニティから見出だせる可能性、といったものを重視する社風、この企業の取り組みはとても素晴らしいものだと思った。 地域の素晴らしさ、日本らしい地域社会にあふれる温かさ・美しさを我々で共有し、そして世界に伝えていきたい という熱烈な思いがひしひしと伝わってきて思わず自分の生まれ故郷のことを思い出していた。 生まれ故郷は長崎の五島列島という離れ島であり、そこでは近所の人たちが家に頻繁に出入りし、また鍵も掛けず にだれでも受け入れるといった本当につながりの強いところであり、非常にぬくもりを感じる場所であった。 このような地域の素晴らしさを伝えていきたいという試みには心打たれるものがあり、応援していきたいという気 持ちになった。 講義の最後には「国分寺物語」のポストカードが配られたが、このように地域をPRし具体的な活動の一端が見え てより鮮明に地域への思いを感じた。 地域のことをもっと知りたい・繋げたいという思いに応える、また、あらたに地域に目をむけるようになるきっか けを与えるものになると思い、素晴らしい取り組みだと改めて感心した。


今回の講演では、地方に着目したプロジェクトを行っているニッポニア・ニッポンの方々のお話を聞いて、すごく 新しい視点だなと感じました。 私はうまれたのが福岡県ですが、わずかしか滞在せず、すぐに横浜に来てこれまで育ってきたので、地元を離れて 生活したことがありません。大学に入学してからは地方出身の友達が多くなり、それぞれの地元に対する愛情や、 地元の良いところを聞く機会も増えたので、個人的にそのような環境にある友人をうらやましく思うことがあった ので、あのように地方に着目し、その土地の良いところや、その土地らしさが表れているところ、その土地に生き る人々についてまとめることで、その土地から離れてしまった人でも地元への愛情というのを、もう一度実感でき る良いきっかけになるのではないかと思いました。 それと同時に私のような境遇におかれている人でも地方に対して目を向けるきっかけになると思い、地方活性化へ の第一歩につながるのではないかと思いました。


最近では街おこしと称して名物を呼び込んでみたり作り出してみたりするケースが目立ち、そこに元々から存在す る街、人、風景に注目していくことが少ないように見えます。 その行為自体は否定しないのですが、その地域をその地域たらしめているものは以前からそこにあるもので、魅力 もそこから生まれているものだと思いますし、今回のお話でもそのように思えました。地域の人にお話を聞くなど をして、まずは地域内で情報を共有できる場をつくり、盛り上がっていく。そこから周囲が興味を持ち、街に訪れ て触れていくことができる。地域も幸せになり周囲も幸せを感じられる、本当の意味での街興しがそこにはあるの ではないかと思っています。 実際にニッポニア・ニッポンの物語りサイトを拝見すると「人」にとてもクローズアップされていて、他の観光サ イトなどではあまり見ない形だと思うと同時に、人間主体という意味ではSNSにも似ている側面があるのかとも 感じました。ただSNSとは違って、オープンかつ誰もが知ることができる形で、さらに地元の人も知らない物語り も扱っているからこそ、盛り上がったのだと思います。そしてそれらを発掘・発信して地元のつながりが強まる、 というのは地域に想いがあってこそのことだと想います。自分はよく旅行をするので、機会があればニッポニア・ ニッポンの物語りサイトを参考に立ち寄ってみたいと思います。今後ともがんばってください。


講演の中で一番印象に残ったのは、「人」の重要性について繰り返し語られたことである。 「地域活動」と聞いてまず真っ先に思い浮かぜたのは、新しい観光名所を半ば強引につくったり、会社や公共施設を 誘致したりすることだった。それより確かに訪問者を増やし、町の経済を活性化させられるかもしれない。 しかし、それでは地域住民にとっては思い入れを感じることができないだろう。地域活動の本質的な意義は、地域 住民が町の魅力を再認識することにある。ゆえに、地域活動をする上で何よりも重要視すべきことは、住民がわく わくするような、魅力あふれるまちづくりを目指すことだと感じた。 そのためには、住民をも巻き込んだ地道な活動を継続する必要がある。そうした活動を積み重ねることによって、 住民自身が町について新たな発見をすることができ、その町に関する「物語り」が生まれる。それは実体こそ伴わ ないが、町の人々の間に息づく生きた思い出のようなものであり、人々の心を揺さぶる。 おそらく、住民から町のまつわる話を引き出し、物語りを発見することは相当根気がいる作業であると思う。 しかしそれを乗り越えて、こうした物語りを町の内外に発信し、人々に感動を与えることこそが、地域活動の意味 なのだろう。


今回の講演を聞いて、「人間の魅力」というものを再認識しました。 私は「地域ブランディング」という言葉を聞いたとき、観光雑誌のようおに有名な場所やきれいな場所をWEB上 で紹介するだけであろうと感じました。 しかし、ニッポニア・ニッポンの彦田さんの話を聞いて、アプローチそのものが観光目的のものと違って、地域の 人の話を元とする物語りを軸とするWEBを、ニッポニア・ニッポンの方々が作成し、その地域の活力を生み出し ているということを知りました。その結果として、その地域の魅力を掘り起こすことにつながったのだと理解しました。 正直、私が突然ニッポニア・ニッポンの方々が来て、「取材させてくれ」と言われたところで「うさんくさい人たち が来たな」と思うでしょう。実際、鞆の浦や会津、小豆島の人たちの中にもそう考える人たちもいたと思いますが、 今日の講演で感じた迫力や信念を全面に出し、本気でやっているのだという気持ちが見えてくれば人は心を動かさ れるのだなと感じました。本気でやっている姿というものやそれを真摯に受け止め、自分の住んでいる地域に誇り を持って話をする、そういう「人間の魅力」を感じる講演でした。


講演者の彦田さんは非常に熱い思いの持ち主で、講演の中での言葉は引き付けられるものがあった。 地域ブランディングという事業について初めて知ることができた。地域ブランディングは、WEBを活用して行うの だが、そのWEBデザインの技術が素晴らしいとおもった。鞆物語、会津物語、小豆島物語、国分寺物語、4つの 物語サイトを見たが、本当に質が高い。また、下手な観光サイトに比べるとよっぽど信頼がおけるし、情報量も多 彩である。また、掲載されている写真がどれも魅力的で、「ここに行きたい」と思わせるような写真ばかりである。 この物語りサイトを見た人は観光に行くと思うし、地域活性化につながると思う。彦田さんがおっしゃっていた通り、 この地域活性化を全国に広め、地域ごとにつながりを持つことで、日本が活性化されると思う。 まさにこの事業は良いことしかない。今や、国分寺物語では、地域ブランディングを学生がやっているという話が あったが、同じ大学生として、日本に貢献している人たちに尊敬の念を抱くと共に、自分も何か少しでも社会に貢 献したいという自己啓発につながる講演だった。有意義な時間になりました。ありがとうございます。

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