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株式会社459 真鍋邦大さん

離れて気づく故郷の魅力
株式会社459 真鍋邦大さんの物語り
高松に生まれながら、東京生活十数年
その後、小豆島に移住を決めた彼は、
瀬戸内への豊かな愛の物語り

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えがお咲かす、島の語り部

「株式会社459」真鍋邦大の物語り

瀬戸内に、ぷかりと浮かぶ、小豆島、
そこで、「えがお」が、ポンとはじけ―。

その笑顔のまんなかに、いつもひとりの男がいる。
その男、生まれも育ちも、四国は香川県の高松市。

大学入学以来、十数年間を過ごした東京を離れ、
2012年、小豆島に、ポンと移住して、
愛する多島海・瀬戸内の、「地域おこし」を志した。

そうして、すぐさま会社をつくり、
社名に、四国(シコク)への想いをのせて―。

小豆島を始めとする、瀬戸内が持つ、豊かな物語りを、
「えがお」といっしょに、伝える“語り部”―。

「株式会社459」真鍋邦大(まなべくにひろ)の物語り。

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香川、いいね

実家に「暮らして」、見えたこと

真鍋さんは、就職して金融の世界に入った。

厳しい外資で、様々な経験を積んでいくが、
2008年、あのリーマン・ショックが、起こった。

会社がつぶれ、空白の時間が、ポンと出来た。

そこで、真鍋さんは、高松に帰り、
実に約10年ぶりに、実家で、「暮らした」。

会社勤めの時は、休みも短く、
帰省しても、「泊まる」といった感覚だった。

幼少期の思い出残る“ふるさと”の地で、
久しぶりに「暮らして」みて、気付いたこと―、

ゆるりと時が刻む中、笑顔が豊かに咲いていて、
ここには、都会のものさしでは計れない、
“しあわせのカタチ”が、あるということ。

シンプルに、「香川、いいね」と思えた、よろこび。

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瀬戸内に求めたもの

“日本的な価値”を探しに

その後、東京で外資の証券会社に再就職しつつも、
心の中には、「香川、いいね!」が、息づいて―。

その時に、あの3.11を、迎えた。

首都圏でも物流が麻痺し、陳列棚からは商品が消えた。

真鍋さんははっきりと、認識した。
あの震災をきっかけに、価値観の転換が、起こった、と―。

経済優先から、安心・安全、人との絆の見直し、へ。

そうして、真鍋さんは、小豆島に移住した。
グローバル化、一極化が進んだ都会にはない、
本当に、“日本的なもの”を探しに。

日本がかつて持っていた、ローカルでパーソナルな価値を、
“ふるさと”の瀬戸内に、求めた。

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郷土愛を贈ろう

絆が見える「小豆島のギフト」

小豆島に移住して、1年が経ったころ、
「小豆島のギフト」という商品を、ポンと世に出した。

これは、地元の生産者と産品の、
“顔”と“物語り”が描かれた、カタログギフト。

東京の「地元カンパニー」がデザインしたもので、
真鍋さんは、小豆島の生産者を紹介している。

扱われる産品には、一つひとつ、想い宿りー、

天然塩や醤油、素麺など、産品の背景には、
それらを育んできた風土と歴史、
そして、人の手を経てきた“物語り”がある。

作り手である父と、受け継ぐ子、師匠と弟子、
そんなふたりの“顔”と“声”を紹介し、
そうして、代を繋げる“絆”を示して―。

そんな、郷土愛を贈る、やさしいカタチ。

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ポン菓子は、シマを巡る

「シマポン」に誘われて

ご年配の方には懐かしく、お子さんには真新しい。
そんな昭和生まれの素朴な駄菓子が、
真鍋さんの手によって、今、華麗に生まれ変わっている。

小豆島生まれの“ポンスナック”「シマポン」―。

バリスタ風にパシッと決めた真鍋さんが、
レトロモダンなポン菓子機を、我が相棒と携えて、
イベント会場で、一度(ひとたび)、ポンとやったれば、
音と匂いに誘われて、そこには人垣、二重三重(ふたえみえ)。

地元の食材だけを使うヘルシーな「シマポン」は、
赤ちゃんにもお年寄りにも優しくて、
さらに、瀬戸内の食材が、“物語り”を添えて―。

真鍋さんは、地産の魅力をポンと伝える、
「シマ」を愛する、エンターテイナー。

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笑顔には、笑顔が集まって

親の笑顔(かお)見て、子は育つ

“楽しい”に人は集まり、それが合わさり膨らんで、
ポンと、楽しい町が、出来上がる。

笑顔には、笑顔が集まって―。

小豆島では、大人たちも活き活きと、
無邪気なまでに、生を愉しんでいる。

そんな大人の姿を、子どもたちに見せられる―、
それは、なんて素敵で、幸せなことだろう。

真鍋さんは、自分が心の底から笑顔になれる、
小豆島を愛し、四国を愛し、瀬戸内を愛する。

そうして、ここ小豆島から、瀬戸内に見る、
新しい“しあわせのカタチ”を、発信し続ける。

みんなが、ポンと弾けるように笑い合える、
豊かで明るい、未来のために―。

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