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小木 紀親 さま

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支援者の声

東京経済大学経営学部 教授 小木 紀親 さま

東京経済大学・小木ゼミナールの学生が主体となって運営している『国分寺物語』。学生による地域貢献活動のモデルケースともいうべきこの先駆的な取り組みは、 東京経済大学経営学部教授・小木紀親さまとの出逢いをきっかけとして始まりました。その活動の中で、ソーシャルビジネスの第一人者である小木さまからは、様々なご助力・ご支援を頂戴してきました。ここでは、そんな小木さまより、ニッポニア・ニッポンの活動について、お話を伺いました。


ソーシャルビジネスの視点から見たニッポニア・ニッポンの活動の可能性

ニッポニア・ニッポンの活動全体に言えることですが、 「真摯な態度で、社会への貢献や地域の活性化を第一義的な 目的とし、それをとにかく大事にして貫いていけば、後か ら様々な利益は付いてくる」という考え方は、新たなソー シャルビジネスの方向性を示すものと考えます。 実際に、それぞれの「物語サイト」は、参加者のすべてが Win-Winの関係になっており、大いに盛り上がっています。 『国分寺物語』を含め、今後のニッポニア・ニッポンの活動 への期待は、社会的にますます大きくなると考えています。

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学生がニッポニア・ニッポンの地域貢献活動に参加する意義

学生が、地域貢献活動という場面に身を置くことで、何が 重要で何が足りないかを肌で感じることができるのと同時 に、社会で働く能力やホスピタリティを身につけることが できるようになるかと思います。 その意味では、学生にとって、ニッポニアの活動に身を置 けることは、とても意義深いものがあり、実践的な教育活 動としても有効であると感じています。 実際に、「国分寺物語」に携わるゼミ生を見ていると、一回 りも二回りも成長しています。メンバー同士の議論をそっ と見ましたが、さながら会社での厳しいディスカッション そのものでした。

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東経大(小木ゼミ)の学生達がミーティングをしている風景

バイタリティ溢れるニッポニア・ニッポンの皆さんと活動を共にすることで、地域に対する想いや 活動への情熱を学び取ってくれたのでしょう。地域への活動に対して、真剣に「楽しんでいる」ニッポニアの皆さんの 姿勢は、何とも印象的です。学生の面倒見もよく、アドバイスもためになります。良い意味で、学生を社会人として 扱っていただけているのが、厳しくも温かい配慮だと思っています。


大学がニッポニア・ニッポンの地域貢献活動に参加する意義

大学にとっては、以下の意義が認められると思います。

  • 1.その地域と大学を十分にアピールできる
  • 2.地域の活性化を本気で考えさせてくれる
  • 3.学生の成長していく様を見ることができる
  • 4.学生に社会を学ぶきっかけを与えることができ、
    就職活動の支援にもつながる
  • 5.人と人とのつながり、地域と学生とのつながり、
    大学(ゼミ)と学生とのつながりなどが密になる
  • 6.大学と地域とのつながりを持たせ、さらには学生 の大学(ゼミ)への帰属意識を高めることができる
東京経済大学

大学の地域貢献活動について、これからの期待

これからの地域貢献活動には、通り一辺倒のものではなく、もっと地域に深く入り込んだ取り組みや、地域全体 を巻き込む工夫が求められると思います。
さらに、当該地域だけでなく、周辺地域や関係・縁(ゆかり)のある地域を繋いでいくことが、今後、大学が目
指すべき地域貢献活動の在り方だと言えましょう。
ニッポニア・ニッポンの活動が他大学にも広がっていき、そのことによって、他地域との連携・繋がりが築かれ ていくことを期待しています。

小木 紀親  教授
東京経済大学経営学部 教授
小木 紀親
1968年名古屋市生まれ。 慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得。1997年松山大学経営学部専 任講師・同助教授。2006年日本福祉大学福祉経営学部教授。2008年東京経済大学経営学部教授 (現在に至る)。 専門は、マーケティング、医療・福祉・行政のマーケティング、ソーシャル・ビジネス。 現在、慶應義塾大学などでも講師を務める一方で、企業、行政、医療機関に対する研修・講演を行 い、各戦略づくりにも参加。 主な著書に、『マーケティング・ストラテジー』(中央経済社、2000年)、『マーケティングEYE [第3版]』(中部経済新聞社、2010年)などがある。